2015年9月22日火曜日

韓国各界重鎮50名と韓国国会議員142名​から憲法9条を礎とした『平和共同体』への​呼びかけが届いています

推薦人になってくださった衆参国会議員の皆様へ

世界の平和のための尊いお働きを心から感謝申し上げます。
「憲法9条にノーベル平和賞を」の取組にご賛同くださり、推薦人になってくださり心から感謝申し上げます。

安保関連法案の審議における皆様のご奮闘、本当にお疲れ様でした。皆様が戦争法案廃案の一点でお心とお力を合わせて、国民と共に全力をあげて闘ってくださったことに本当に感動し、力づけられ、希望をいただきました。心から重ねて感謝申し上げます。参議院選に向けた野党協力のご提案もうかがい、実現を心より願うものです。いよいよこれから立憲主義と民主主義を取り戻し、武力によらない世界の平和を少しでも実現していくために、ご一緒にがんばっていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

本日は、9条を守るためにご尽力くださっている国会議員の皆様に、【1】韓国各界重鎮50名と韓国国会議員142名から憲法9条を礎とした『平和共同体』への呼びかけである「2015東アジア平和宣言」と、【2】韓国市民からのよびかけ「春川アジェンダ宣言」をご覧いただきたく、送付させていただきます。

2015年、コスタリカでは、平和憲法を保持してきた日本と中米コスタリカの両国民に共同で2015年度のノーベル平和賞を――コスタリカ国会はこの特別決議を採択し、すでにアピール声明をノルウェーのノーベル委員会に提出されました。

また、韓国の元国務総理などを含む有識者50名と、韓国の国会議員の約半数に近い142名の国会議員の皆様は、受賞対象は「9条の会」などで、「日本国民」とは違いますが、同じ目的のもと「憲法9条にノーベル平和賞を」の取組に連帯してくださいました。
この韓国の国会議員を含む推薦人の方々が中心となり、「東アジア国際平和会議」を開催してくださいました。

【1】東アジア平和国際会議 2015-8-13 韓国ソウルにて開催
4つの柱と共に「『東アジア平和国家共同体』へと発展する日まで行進しつづけよう」

と積極的に提案され、日本からは村山元総理、鳩山元総理をはじめ、超党派国会議員も加わり、参加者97名が署名して今年の8月、2015東アジア平和宣言が出されました。

4つの柱

①日本の平和憲法9条は東アジアの平和の根幹である

②朝鮮戦争を終わらせることなしに東アジアの平和を想像することはできない

③朝鮮半島の非核化と「核の安全」は核のない世界へ向かう近道である

④平和と協力にむけ市民社会と女性の役割りを高めなければならない



【2】北東アジア平和共存フォーラム 2015-8-22 韓国江原道春川市にて開催 
昨年、江原道と江原日報社が共催するDMZ(非武装地帯)平和賞が、「憲法9条にノーベル平和賞を」の取組に授与されました。

そして、春川では、「憲法9条を保持する日本国民にノーベル平和賞を」の署名に市民団体の方々が取り組んでくださっています。

その市民団体の方々が中心になって会議を開いてくださいました。 

2015年8月22日に韓国江原道の春川市で行われた北東アジア平和共存フォーラムの会議資料も添付させていただきました。



両方の会議で、「憲法9条にノーベル平和賞を」の発起人であり、8歳と3歳の子どもをもつ母親の鷹巣が、
「世界中の子どもたちを戦争でひどい目にあわせたくない!」

「世界の宝である日本国憲法が危機的状況にあるので、戦争をとめるために力を貸してください!」

「世界中の国が戦争をやめ、戦争しないが世界の常識になるように一緒に手をつないでください!」と切実なお願いをさせていただきました!
(北東アジア平和共存フォーラムには他の実行委員が出席させていただき、鷹巣はビデオレターでアピールをさせていただきました)


(参考資料)

①International Conference for Peace in East Asia (東アジア国際平和会議) 

・2015東アジア国際平和会議 招待状 

・会議のプログラム
・2015東アジア平和宣言 
 参加者名簿




●日本とコスタリカ両国民にノーベル平和賞を

http://webronza.asahi.com/politics/articles/2015021700001.html

●「憲法9条をノーベル平和賞に」 韓国元首相らが推薦署名に賛同

http://www.sankei.com/world/news/141218/wor1412180055-n1.html

●韓国議員142人、日本平和憲法第9条のノーベル賞推薦署名運動

http://japanese.joins.com/article/591/195591.html

●韓日元首相など97人、東アジア平和宣言を共同発表

http://japanese.joins.com/article/429/204429.html

●韓日元首相ら97人 ソウルで「東アジア平和宣言」発表

http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2015/08/13/0900000000AJP20150813001700882.HTML





②北東アジア平和共存フォーラム  

・プログラム
・2015春川アジェンダ 宣言

開会の辞は、翰林聖心大学総長

歓迎の辞 オ・ヒョクシク春川市長

歓迎の辞 チョイ・ドンヨン春川市議会議長

祝辞 チョイ・ムンスン江原道知事

激励の辞 キム・ジンテ国会議員



●憲法9条考える国際フォーラム、韓国で開催 朝日新聞

 http://www.asahi.com/articles/ASH8Q53PGH8QUHBI020.html

●北東アジアの平和に憲法9条が寄与  しんぶん赤旗

 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-08-23/2015082315_01_1.html?_tptb=089



【東アジア平和国際会議】に参加して

● 私は「東アジア国際平和会議」(8月13・ソウル)に参加しました。その後「北東アジア平和共存フォーラム」(8月23回・春川)へ参加した代表の報告を聞き、日本の憲法とりわけ武力の放棄を明記する「9条」がなし崩しにされることへの危機感が韓国においてもとても強いことを深く感じました。

    戦後70年日本人が戦場において一人も殺し殺されることがなかったのはそこに「憲法9条」があったからですが、北東アジアにおいて朝鮮戦争以後いつも緊張を孕みつつも「休戦協定」が維持された背景に日本の憲法「9条」の存在があったことを知りました。今韓国の心ある人々は、平和主義の理念を共有し、「武力の放棄」と「不戦を誓う」9条を力にして北朝鮮との「休戦協定」を「平和協定」に発展させたいと願っています。

   しかし、日本の安倍政権や韓国の朴政権にはそれを期待できないこと、「平和協定」を実現するためには憲法9条を守り、今後これをさらに生かし、広めようとする日本国民との連帯によることを韓国の人々も確信しているのを感じました。そのことが「東アジア平和宣言」と「春川アジェンダ」に明記されています。集会参加者の心を両宣言から汲み取っていただけることを願っています。  【石垣義昭 (共同代表)】

●  韓国では、50名の有識者と142名の国家国会議員の方々が「憲法9条を礎にした、平和共同体を作っていこう!」と積極的に提案してくださり、日本からは、鳩山元首相、超党派の国会議員はじめ、参加された方々からの心強い賛同の声に本当に感激しました!!
お互いにいがみ合い武力で威嚇し合うのではなく、平和共同体の実現こそがお隣ご近所の国同士が仲良く共存していくための本当の安全保障であり、改憲派への対案だと思います。

韓国の会議の前に、女性弁護士の方や、国会議員の方々、市民団体の方々とも交流し、みなさま「世界中の子どもたちを戦争の悲惨から守るため、一緒に頑張りましょう!」と固く手をつないでくださいました!

子どもを想う母の思いは世界共通です!どこの国の人たちも戦争などしたくありません!こんなかわいい子どもたちを恐怖に陥れる戦争は、絶対にやめてほしい!どんな理由があろうとも、戦争だけはやめてほしいです!

世界中の子どもたちを守るために、「どこの国にも戦争させない!」「戦争しない!が世界の常識にする」ために、みんなで力を合わせて頑張っていかなければと強く思いました。 【鷹巣直美 (共同代表)】

●  8月1 1日初めての海外韓国へ。急遽参加することになったので、挨拶のことばもしらぬまま行きました。通訳の季錘敏(イ ジョンミン)さんにたいへんご面倒をおかけしました。
女性議員や活動家のみなさんと手をとりあえたのに大変感動しました。また国会議員や大学の教授、市民活動家、いろいろな方たちと、国と国、言葉も文化もちがう人々がその違いを越えて共に平和を願って語り合うことが大事とおもいます。日本と韓国と中国と北朝鮮と。いいえロシアやモンゴル、インドネシア、ヒィリピン、マレーシア、タイ、ベトナムなどアジアの国々がみんなが市民レベルで交流できれば自ずと国家レベルでも平和になるのではないでしょうか。男も女も老いも若きも違いを乗り越えて平和を願い行動し続けることが大事。難しいけれどあきらめることなく、理解しようと努力しましょう。必ずやかなうと信じて一歩ずつでも前進していきましょう。 【竹内康代 (共同代表)】

【北東アジア平和共存フォーラム】に参加して

● 2015年8月22日に、韓国江原道春川市で開催された「北東アジア平和共存フォーラム」に出席したひとりとして、短い文章で、その報告、感想を述べることにします。

 「2015春川アジェンダ宣言」は「分断韓半島!分断江原道!の中心である春川から世界に発信する平和運動の展開!日本の平和憲法が守られれば韓半島の平和も守られます。」と書き始められています。そして「その実践方法として、分断江原道の首府である春川から、日本平和憲法にノーベル平和賞の推薦をするための3000人の署名運動を始めました。平和を愛する全世界の人々が春川を訪問し、署名できるように…」と述べた上で、三項目実践アジェンダを宣言します」と結んでいます。その3項目とは、

1、春川を訪れる平和を愛するすべての人々と一緒に、日本平和憲法にノーベル平和賞授与のための持続的な署名運動を展開する。

1、平和の温度塔等建立を通して、春川から世界への平和の熱気を伝え、北東アジア平和韓流の発祥地として位置づける。

1、「日本平和憲法にノーベル平和賞授与のための平和年春川推薦委員会」を構成し、ノーベル平和委員会に毎年ノーベル平和賞を推宣する」となています。北東アジアの平和共存を望む人々にとって、日本国憲法は「他国事」ではない。自分たちのこととして受け止められていることをわかって帰国した次第です。 【星野恒雄(共同代表)】

● 北東アジア平和共存フォーラムに参加して、韓国の人たち、中国の人たちの日本の平和憲法に寄せる熱い思いを感じることができました。憲法九条という非戦の誓いは世界中に広め、それを守りきる誓いを日本人一人ひとりが行い、それをもって世界に平和を広げていく役割を果たす責任を強く感じています。

 今、安倍政権は戦争できる国づくりをねらい、自民党の議員は次の選挙に公認してもらうべく安倍政権にすりよっています。彼らは強い軍隊を持てば他国は言うことを聞くと思っているようですが、それには強い反撃があることに気がついていません。日本はこの70年の長きにわたって戦争で誰1人も殺さず、誰1人も殺されなかった実績があります。これは非常に貴重な実績です。そのおかげで日本は平和国家として世界から認められるまでになってきました。

 しかし安部政権が進める安全保障法制(戦争法制)は必ず多くの戦争を始めてしまいます。その危険性は日本国民にも広く知れ渡り、その戦争法制への反対運動は爆発的に広がっています。国会周辺は人が埋まり、どの地方都市でもその反対運動は広がっています。悲惨な大量殺戮を起こした後で戦争法制を後悔するか、今そのことに気がついて事前に平和の道に戻るか、今が正念場と思っています。 【高橋順二 (共同代表)】

「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会
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