世界各国に平和憲法を広めるために、日本国憲法、特に第9条、を保持している日本国民にノーベル平和賞を授与してください
日本国憲法は前文からはじまり 特に第9条により 徹底した戦争の放棄を定めた国際平和主義の憲法です。特に 第9条は、戦後、日本国が戦争をできないように日本国政府に歯止めをかける大切な働きをしています。
憲法九条の素晴らしさを共有し、守り、活かし、世界に向けて広めていく取組の一つとして、実行委員会を組織し、ノルウェー・ノーベル委員会宛の署名活動を開始しました。
しかし、ノーベル平和賞は個人か団体に贈られるものなので、憲法は対象ではありません。
そこで、「憲法9条を保持している日本国民」として取り組んでいます。
ノーベル平和賞は、推薦資格者から毎年2月1日までにノミネート(推薦)してもらう必要があります。
推薦資格は、各国の国会議員や特定分野の大学教授やノーベル平和賞受賞者などです。
2014年度は、13個人1グループ(合計43人)の方が推薦してくださり、無事受理され「憲法9条を保持している日本国民」が正式にノーベル平和賞候補になりました。
日本国民は、積極的に憲法を活かすまでには至っていないかもしれません。
しかし、世界中が武器を片手に戦力で物事を推し進めようとする圧力の中で、世界中の人の幸せと平和を願い、戦争への反省から、まず自ら率先して戦争の放棄、武力の不保持を定めた憲法を、戦後70年近くもの間保持してきました。このことによる世界の平和と安定への貢献は計り知れないほど大きいと言えるのではないでしょうか。
もちろん、日本国民全員が現憲法に賛成しているわけではありません。しかし、今現在も、今この時も、憲法を変えてはいません。これはひとえに、戦後、戦争への反省と平和への願いを込めて、大勢の方々が戦争の悲惨さと愚かさを語り継ぎ、祈りを込めて受け継がれてきた平和への願いがまだなお深く息づいているからだと思います。
そして、受賞に向けて、「世界の平和を願い戦争しないことは良い事であり、守り、広めていこう!!」という価値観の共有自体にも、意味があるのではないでしょうか。
この改憲の危機に直面している今、世界の平和のために平和憲法を守り、活かし、広めていくための取組の一つとしてご理解・ご協力いただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会
共同代表:石垣義昭、落合正行、竹内康代、星野恒雄
(この署名は、ノーベル平和賞を授与されるまで継続いたします。)
2014年度は10月10日の受賞発表までを目指しています。
以下 署名文の和訳と英訳です。
ノルウェー・ノーベル委員会 御中
日本国憲法は前文からはじまり 特に第9条により 徹底した戦争の放棄を定めた国際平和主義の憲法です。特に 第9条は、戦後、日本国が戦争をできないように日本国政府に歯止めをかける大切な働きをしています。そして、この日本国憲法第9条の存在は、日本のみならず、世界平和実現の希望です。しかし、今、この日本国憲法が改憲の危機にさらされています。
世界各国に平和憲法を広めるために、どうか、この尊い平和主義の日本国憲法、特に第9条、を今まで保持している日本国民にノーベル平和賞を授与してください。
To:
The Norwegian Nobel Committee : Dear Mr.Thorbjorn Jagland Chair of the Nobel Committee
The Norwegian Nobel Committee : Dear Mr.Thorbjorn Jagland Chair of the Nobel Committee
The Japanese Constitution
is a pacifist constitution that stipulates renunciation of war in its preamble
and notably Article 9. Article 9 in particular has been playing an important
role since the end of WWII in preventing the Japanese government from waging war.
Article 9 has become the hope of those who aspire for peace in Japan and the
world. However, the Japanese Constitution is currently under the threat of
being revised.
To spread a peace
constitution in all the countries of the world, we request that the Nobel Peace
Prize be given to the Japanese people who have continued maintaining this
pacifist constitution, Article 9 in particular, up until present.