2015年2月1日日曜日

世界各国に平和憲法を広めるために、どうか、この尊い平和主義の日本国憲法、特に第9条、を今まで保持している日本国民にノーベル平和賞を授与してください。

ノーベル委員会御中

貴委員会が世界に果たす人類進歩への貢献について、こころから敬意と感謝の意を表します。

「世界各国に平和憲法をひめるため、日本国憲法、特に9条を保持している日本国民にノーベル平和賞を授与してください」 の要請文と世界の平和を願う声として去年から寄せられております賛同署名数  書面411,811筆、ネット署名75,216筆 合計通算487,027筆です。
推薦状の補足資料としてどうかお受け取りの程お願い申し上げます。
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【署名要請文】世界各国に平和憲法を広めるために、どうか、この尊い平和主義の日本国憲法、特に第9条、を今まで保持している日本国民にノーベル平和賞を授与してください。
ノルウェー・ノーベル委員会 御中
 日本国憲法は前文からはじまり 特に第9条により 徹底した戦争の放棄を定めた国際平和主義の憲法です。特に 第9条は、戦後、日本国が戦争をできないように日本国政府に歯止めをかける大切な働きをしています。そして、この日本国憲法第9条の存在は、日本のみならず、世界平和実現の希望です。しかし、今、この日本国憲法が改憲の危機にさらされています。
  世界各国に平和憲法を広めるために、どうか、この尊い平和主義の日本国憲法、特に第9条、を今まで保持している日本国民にノーベル平和賞を授与してください。
To: The Norwegian Nobel Committee : Dear Mr.Thorbjorn Jagland Chair of the Nobel Committee
   The Japanese Constitution is a pacifist constitution that stipulates renunciation of war in its preamble and notably Article 9. Article 9 in particular has been playing an important role since the end of WWII in preventing the Japanese government from waging war. Article 9 has become the hope of those who aspire for peace in Japan and the world. However, the Japanese Constitution is currently under the threat of being revised. 
 To spread a peace constitution in all the countries of the world, we request that the Nobel Peace Prize be given to the Japanese citizens who have continued maintaining this pacifist constitution, Article 9 in particular, up until present. 
賛同署名数  書面 411,811筆、ネット署名 75,216筆      合計通算 487,027

「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会 

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憲法9条は、戦争の惨禍の果て、測り知れない犠牲の上に生み出された尊い宝です。

日本国民は、積極的に憲法を活かすまでには至っていないかもしれません。
しかし、世界中が武器を片手に戦力で物事を推し進めようとする圧力の中で、世界中の人の幸せと平和を願い、戦争への反省から、自ら率先して戦争の放棄、武力の不保持を定めた憲法を、戦後70年近くの間保持してきました。このことによる世界の平和と安定への貢献は計り知れないほど大きいと言えるのではないでしょうか。

もちろん、日本国民全員が現憲法に賛成しているわけではありません。しかし、今現在も、この時も、国民投票により憲法を変えてはいません。これはひとえに、戦後、戦争への反省と平和への願いを込めて、大勢の方々が戦争の悲惨さと愚かさを語り継ぎ、祈りを込めて受け継がれてきた平和への願いがまだなお深く息づいているからだと思います。

2014年7月1日には集団的自衛権行使容認の閣議決定がなされましたが、私たちは主権者として、集団的自衛権行使の容認は憲法前文の平和主義に反し、そしてその具現化である憲法9条に反し、また、国民投票によらない解釈改憲は憲法96条違反であり、憲法9条は何ら変わっていないと考えます(憲法違反の閣議決定は無効)。

2014年12月の衆院選挙では与党が3分の2の票を得ましたが、経済問題が大きな争点であったことや選挙時期、小選挙区制の問題などから、この結果が集団的自衛権の行使容認ひいては、憲法9条の解釈変更の賛否をあらわすものでないことは明らかと考えます。そもそも、憲法解釈は論理的に確定されるものであって、国政選挙の結果に何ら左右されるものではありません。

憲法は危機に直面しておりますが、今だ憲法は変わっておりません。
改憲の危機にさらされ、国民の平和と人権、自由が脅かされている今こそ、このかけがえのない憲法9条を守り、生かし、世界に広めるために、ノーベル平和賞の授与を願い、この取組を進めています。ただし、ノーベル平和賞は個人か団体に贈られるもので憲法は対象ではありませんので、「憲法9条を保持している日本国民」として取り組んでいます。
そして、受賞に向けて、「世界の平和を願い戦争しないことは良い事であり、守り、広めていこう!!」という価値観の共有自体にも、意味があるのではないでしょうか。

御ノーベル委員会が、「日本国民」として推薦の受理をしてくださったことから、憲法9条が注目され、9条に関心を持つ人が増えました。
また、「日本国民」という枠組みのため、主権者として、国民一人一人が憲法9条、ひいては戦争と平和の問題を自分の問題としてうけとめ、考え、語り合い、行動をおこしていく契機となり、国内、アジア、世界に向けて連携と連帯の和が広がっていることに、大きな意義を感じています。

 全く同趣旨による「ノーベル平和賞」推薦書が届いていると思いますが、この署名はそれらの推薦書を補足するものです。従って、これが貴重に扱われ私たちの願いが叶えられることを切望します。

また、「一人の推薦人が複数の候補を推薦できる」とご連絡を下さりありがとうございました。推薦人の先生方にお伝えし、憲法9条に関して、保持している「日本国民」と、他にもふさわしいと思われる個人や団体を複数推薦された先生もいらっしゃいました。

徹底して戦争の放棄を掲げる憲法9条への関心の広がりと、また共同受賞も含めて受賞の可能性が高まる事を願っております。

最後に、貴委員会の皆様のご健康とご活躍を祈念します。

「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会 
2015年2月1日