2015年10月9日金曜日

2015年度ノーベル平和賞の受賞発表を受けて

たくさんの皆様のご支援ご協力に心から感謝申しあげます。

戦争しない憲法9条を輝かせるために、日本をはじめ、たくさんの国の方々にもご支援ご協力いただきまして、本日、受賞発表の日を迎えられました事を心から感謝申し上げます。

本日、2015年度のノーベル平和賞が発表され、 民主化運動をしているチュニジアの4団体が受賞されました。心からの敬意と祝意を表します。

私たちが願っていた「憲法9条にノーベル平和賞を」の受賞は成りませんでしたが、ここに69万3951筆の署名をしてくださいました皆様、推薦人になってくださいました皆様、日本をはじめ、マレーシア、コスタリカ、韓国などご支援ご協力くださいました世界中の皆様に心からの御礼を申し上げます。

先月、安倍首相をはじめ、内閣、与党、そして安保関連法案に賛成した議員は、大多数の憲法学者や元最高裁判事や元内閣法制局長官からの「違憲」との批判と、成立反対多数の世論を無視して、安保関連法案を強行採決しました。
これは公務員の憲法尊重擁護義務(憲法99条)放棄し、今回採択された安保法制によって認められる集団的自衛権の行使は、憲法9条のみならず、日本国民と全世界の国民の平和的生存権をも侵害します。*

私たちはこのような暴挙を認めません。

多数の日本国民が反対し、一人ひとりが自主的に立ち上がり軍国化を止めるために声をあげています。

憲法は危機に直面しておりますが、国の最高規範である憲法は変わっていません。
私たちは、戦争の絶えない世の中に、戦争の放棄を定める憲法9条を輝かせるため、「憲法9条にノーベル平和賞を」の署名推薦活動を継続していきます。
そして、私たちは、憲法を基に、世論、選挙、裁判などの非暴力な方法で、「安保関連法」を廃止にするために全力を注ぎます。

引き続き平和を願うひとりひとりの声と力を合わせて、本来の平和主義を取り戻していきましょう!

2015-10-9
「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会

*参考文献: 平和への権利国際キャンペーン日本実行委員会 「安保法強行採決に強く抗議します」 http://goo.gl/xDpE78