Jアラート訓練への抗議
2018年1月4日に「神奈川県は戦争の危機をあおらないで!」市民アクションが立ち上がり、全国に先駆けて神奈川県が県下一斉に行う「弾道ミサイルが日本に落下または上空を通過する場合」を想定したJアラート訓練への抗議行動が開始され、当実行委員会も微力ながら賛同・協力しました。
「神奈川県は戦争の危機をあおらないで!」市民アクションは、1月25日に大きな抗議集会を企画し、周知に尽力とするとともに、要望書をネット署名化し、市民の声を集めました。
また、1月24日には記者会見を行い、神奈川県庁をはじめ関係自治体に要望書を送付しました。他にも県内では藤沢市の有志グループが県内一斉電話&メール大作戦を開始https://www.facebook.com/events/2038686803071437、それぞれの場所から抗議の声を届けました。
1月31日には県下一斉訓練が行われてしまいましたが、訓練を独自に中止したり、無線を使わなかったりする自治体、学校も現れ、市民が声を出し続ける重要さを実感しました。
地元である神奈川新聞がJアラート訓練について詳細と警告をまとめて記事にしてありましたのでご覧ください。
今後、戦争をあおる道具の一つとしてJアラートの訓練が全国で実施されることも考えられます。神奈川県を一つの事例としてそれぞれの地での抗議活動に活かしていただければ幸いです。
神奈川新聞の記事
●2018-1-29 時代の正体<570>Jアラートの警告(上)地方自治自壊の警鐘
●2018-1-30 時代の正体<571>Jアラートの警告(中)教室に強いる「同調」
●2018-2-1 時代の正体 「県内一斉Jアラート訓練 実効性に疑問符」
●2018-3-1 時代の正体<572>Jアラートの警告(下)「差別が戦争の道開く」
◆◆Jアラートに抗議◆◆
ネットで知人からJアラート訓練についての危険と抗議の依頼が届いてから、市役所に抗議の電話や、SNSなどで情報発信をしていました。
しかし、さらに2018年1月30日の神奈川新聞の記事<時代の正体 571 Jアラートの警告(中)教室に強いる「同調」>を読んで、Jアラートが教育現場でもたらす影響を知り、子どもたちの心に差別の種をまくことになったらと、いてもたってもいられなくなりました。先生方にフォローしてもらいたいと思って子どもの通う学校にも電話しました。
電話では、神奈川新聞の記事の紹介、仮想敵国をつくって子供たちの心にその国の人たちへの憎しみの種を植え付けることは本当に嫌だという思い。当日なので訓練はやめられなくても、どうか信頼できる先生の言葉はとても大事だから、どこの国の人も同じ。戦争は人災だから止められる!ペンは剣よりも強い!戦争にならないように話し合うために勉強しよう、とフォローしてほしいとお願いしました。電話に出てくださった先生も共感してくださり、神奈川新聞とっているので見てくださると。先生方で今日の電話を共有してフォローしてもらえるように言ってみると言ってくださいました。
ひとりひとりの声は小さくても、問題を放置するよりは未来がよくなると信じこれからも声を上げ続けようと思いました。
◆◆1・25かながわ県庁包囲行動に参加して◆◆
2018年1月25日、黒岩神奈川県知事へJアラート一斉再生訓練(1・31)の中止と憲法尊重擁護義務(憲法99条)への立ち返り(履行)を求めて、1・25かながわ県庁包囲行動が行われました。 県内各地から約150名の参加がありました。凍えるような寒さの中でしたが、桜木町での集会、県庁までのパレードに続いて、県庁前で集会を行いました。ミュージシャンの方の演奏で始まり、川崎、藤沢での取り組みの報告など、賛同団体(40団体)からのリレートークや一斉コール!反対派の妨害スピーチがありましたが、私たちは私たちの行動の意義を確認し合い、抗議とアピールの声をあげました。