2020年1月3日金曜日

日韓平和フォーラムに参加して③

【羽生田友貴】
 
 今回、一番印象的だったのは、南京民間抗日戦争博物館館長の呉先斌さんの発言でした。2年前のフォーラムの時よりも厳しい口調で「歴史を忘れてはならない」ということをおっしゃっていました。この間の日本政府の韓国への対応は、中国の方の胸も痛めているのだと感じました。
「これは当時の日本軍のことを怒っているのであって、今の日本人のことを言っているのではない」という言葉に、少し胸をなでおろしつつも、その心遣いにいつまでも甘えている訳にもいかず、現時点では日本の主権は私たち日本国民にあり、日本の国家権力の暴走は市民がストップさせなければならないことを肝に銘じました。
過ちを繰り返さないために歴史を学ぶと同時に、一人ひとりが大切にされる社会を実現していくために、キャンドル革命に結実した韓国の民主化の流れにしっかりと学びたい!と、自分自身の課題を見つけたフォーラムとなりました。